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雛雪が異世界から土地ごと転移してきた国で淡月大陸奥地の巨木に入り口がある幻の国
その広さは現実の北海道と同じ程度
国土は強力な結界で異世界に隔離されており外からは見つけることも入ることもできない(国土の外側は無限に広がる荒野になっており何もない)
国民は一定年齢に達すると国外で活動する際に変化するもう一つの姿を神社で作る必要がある(国外に出ると自動的にその姿になる)
そしてその姿を使い1年間外の世界で生活するというしきたりが存在する
国外に出た国民は幻月国の情報を一切漏らすことが出来なくなる呪いに掛かかる他、1年以上国外で過ごしていると幻月に関する記憶が徐々に消えて行ってしまう
勿論国外で生活する道を選ぶ者もいるしそれ自体を禁止はしていないが、元の姿に戻ることも幻月のことも忘れてしまうという大きなリスクがある
外に出た国民のみ使える直通ゲートが使える道具が配られており帰還は一瞬でできる(国民以外は広大な森の中から巨木を見つけ出しその中に広がる雛雪謹製の超意地悪ダンジョンを突破しないといけない)
そこまで秘匿されている理由は幻月国の結界が強力すぎるため月の雷が無効化されてしまうため国内に外からの犯罪組織が侵入してしまうとその巣窟になりかねないため・・・とされているが実際のところ理由は謎
外から極稀に人が迷い込むことがあるが、外に出ると幻月の記憶は消えてしまう(さらに極稀に幻月に帰化する者もいるが、国民として認めてもらうには神社の厳しい審査をクリアする必要がある)
国には首都という概念はなく国土の中央に存在する銀泉神社が国の中枢を司っている(いくつかの町が点在しており神社から派遣された人物が治めている)
非常に穏やかな気候でまるで古い時代の日本のような環境だが、個体数は非常に少ないものの生息している魔獣の強さはけた違いで国防組織である「九尾」もそれらに対抗するため非常に強力(国民すべてが何らかの武術を収めているため平和な見た目とは裏腹に世界一の武力を有している)
異世界から様々な技術を雛雪が持ち込んだため文明レベルも実は進んでおり見た目は江戸時代以前の日本だが文明レベルは2000年代日本を凌駕している(なんと電気、水道、ガス、ネットに準じた技術が存在しており天翼国にも匹敵する技術を持つ)
国民のほとんどは化け狐もしくは狐族と妖狐の混生のため狐耳と尻尾を生やした人で占められている(というより狐系の亜人が住んでいるのは幻月国のみで所謂幻月人と呼ばれる存在)
また狐族(所謂普通の狐だが国民の共通言語が狐語なため意思疎通ができる)も普通に生活しているため街中の至る所に狐がうろついている
他国とは違い紫白神を崇拝しており「幻月狐教」が主流
あらゆるところに紫白神の石像が建っているが件の神からは「あまり似ていない」と不評
四季に合わせて祭りや行事も多いが海が無いため海関係の文化は一切ない
国土は銀泉神社を中心に南北に分かれており北側は寒冷な地が広がっており寒冷地を好むスノーエルフや銀狐が住んでおり銀狐の姫が治めている
温泉が各地で湧いており温泉好きな国民が非常に多い
下着類があまり発達していない(狐族が多いのが原因か?)のが特徴であり和服文化であることもあり知らない人が幻月国民を見ると目のやり場に困るとか(国から外に出ると記憶を失うので問題ないが)
魔獣の強さを除けば国民も気候も穏やかで文句なしに住みやすい国ではあるがたどり着くことが出来ないのが問題である
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